菜根譚は人に譲れという

そうすることによって波風もたち難く
これ無事でいられると
けれど世の中では人に譲らず我が道を行く人がいる
得てしてそういう人たちが美味しいおもいをしている
道を譲りながら、あいつには後でしっぺ返しがいくだろうとなどおもってみたりするけれどいまだ、かの御仁がしっぺ返しを食らっているところをまず見たことがない
つまり恩義の売り損である
それならば道を譲らずにと思うけれど
それもまた痛い目を見たくも不愉快な思いをしたくない腹の内で譲ってしまう