今朝の夢、土曜日なのに。

ここは、知らない街なのによく知ってるような気のする街、でも窓を通して外が眩しいことくらいしかわからない。窓は店内からは通りに面した全面窓で、小洒落た天井から床まである木製の市松格子硝子は透き通っていて通りが見えないほど眩しい。左にある木製のアンティークなドアは影になりよくわからないが重厚な年代物の作りは感じられる。店内中央に一畳ほどのスペースしかないカウンターがあり、マスターが給仕もして出たり入ったり。店内右には四人掛けのテーブル席二脚が。カウンターに寄りそべっている私に向かってマスターがおもむろに「何になさいますか」、カウンターの上には30センチほどの縦長の黒板が立てかけてあり、『今日のお勧め』とある。私は不意にジンと名のつく飲み物がアタマに浮かんだが出てこない。ジンジャーエール、ジンフィズ、ジンライム、んー、出てこない。そこでもう一度その小さな黒板をチラ見した。『ジントニック』と書いてある、そうだジントニックが飲みたくてマスターにオーダーした「ジントニックを」。そこで7時の目覚ましラジオがおしゃべりを始めた。