プリンターと付箋

猛暑の中、明け方に暑さで目が覚めてしまいます。
エアコンは寝る直前にオフにするので
どうしても5時ごろ、世の中が暑くなり始めに暑さで起されてしまうのです。
夢をみたのもあって、今朝はなんと4時起き
ついでなので、炊飯の支度もしてはてな書き始め。
さて夢の話です。
会社には嘱託社員がいて親会社のOBであるためか
正式には上司でもなんでもないのですがなぜか上司扱い
真の上司が上司扱いしてるんだから会社規則に書いてなくても仕方ない。
で、夢の中でこの上司、突然に「あのプリンターの付箋みたいなの
どこいったかなあ」と言い出す、いつもの調子である。
プリンターといったって5年も前に購入したインクジェット、しかも
事務所は引越したし、箱は捨ててるし説明書はどこへ片付けたかも
わからない。
この付箋、かすかな記憶をたどれば、インクの出具合をみるための
ものだったか、インク壷交換のときに古いほうが垂れないように
ふたをするものだったか、ほんとうに付属品で付いてきたかと、
しかしよく記憶に無い。
夢の話なので、現実そうだったかそんなものがあったのかもわからないが。
で、一生懸命探す我々(暗黙の)部下たち。しかし見つからない。
目が覚めてから考えるに、これは総務的な(この嘱託社員)人間と
技術屋さん(私自身)の違いではなかろうかと思えてきた。
総務的な人は、何に使うのかよくわからないが付属部品がどこにいったのか
相当後日でも細かいことが気になるタイプらしい。
それがなんであるのか、今、何に使いたいのかはあまり関係がない、
付属部品があるかないかが問題らしい。
技術屋さんは「何々がしたい」だからあの部品があれば、と思うだけで
なくても困らない、なければ無い、で代用、代替を考えるからである。
例えば、結果(答え)に「2」を出したいとする。
「2」を求めるには説明書には「1+1」とある。
総務的人物は「1」と「+」と「1」がないとダメなのだろう。
けれど技術屋は、「3−1」でも「「6÷3」でもいいと
考える。答えが「2」と出ればいいのだ。
部品にはこだわらないし、無ければない、で、出てくるかどうかも
わからないものを探してる時間がもったいない
他の方法を考える人種だから。
上のようなシチュエーションにここ数年遭遇しているが
そのつど「細かいことを、別にこだわる必要もないだろうに、代替が
あるだろうに」と思いつつ過ごしてきたふしがある。
夢から覚めて、そう物思いにふける明け方だった。

付け足し)プログラマーとSE
無ければない、で代用品代替品、悪く言えば逃げ道を考えるのがプログラマーだと思う。
しかし、この嘱託OBに「何がどうして必要なのか、それはこれで代用はだめなのか」
を突きつけるのがSEだと思う。それを聞き出すのがSEで、私自身まだまだ
プログラマーレベルということか、と思ってしまう。