赤頭巾ちゃん気をつけて

昨日の「赤頭巾ちゃん気をつけて」は庄司薫さんの小説なのは
知る人ぞ知る、なのですが、37年ほど昔の話なので、知らない人はまったく知らない
当時の若者たちがいまや団塊の世代どころか定年前後

問題が生じたらとにかく,逃げて逃げて逃げまくる
逃げれるならばそれは自分にとっては大した問題ではない

これに影響受けた人は少なくないかと
逃げて逃げて逃げまくったあたしもその一人
でもこれって太宰治じゃなかったかな

逃げて逃げまくれなかったらどうする、までは作者も答えてないと

太宰治が「トカトントン」と頭の中で音がすると愛人と心中する
彼は確かにそれが聞こえてたのでは、とも思う

そして主人公の薫君は、「みんなを幸福にするにはどうすればいいか」
と考えあぐねる
だからこそあたしは卑屈に考えず嫌なことでも前向きに考えたいし生きてきた
これからも

最後のほうで薫君はこうも言ってる「ぼくは海のような男になろう」
薫君は、幼なじみの由美を守りたい一心から出た言葉で今も心に刻まれてます

さて国家賠償法 第五条
 国又は公共団体の損害賠償の責任について民法 以外の他の法律に別段の定があるときは、その定めるところによる。
国家賠償法が国家賠償の一般法であることを言ってる。