「ベティ・サイズモア」

ベティ役には、レニー・ゼルウィガー
彼女はこの映画でゴールデン・グローブ賞(コメディ・ミュージカル部門)主演女優賞を取っている
ふたりの殺し屋役には
「セブン」ブラッド・ピットといっしょに刑事役をやり
ディープ・インパクト」では大統領役もやったモーガン・フリーマン
もうひとりは、
「9デイズ」でアンソニーホプキンスと競演したクリス・ロック

くるま屋で事務員のお姉さんと浮気中の亭主デルに気づかない食堂で働くベティ

今夜はビュイックを買いに来たふたりの客を家へ招き入れるデル
しかしふたりの客は、デルにぶつを盗まれた悪者だった
ふたりは、ぶつを取り戻そうとするが、思わずデルを殺してしまう
デルから「今夜は女房は留守だ」と客に言ってある手前、奥で静かにしていろと言われて
ベティは奥の部屋でTVのメロドラマに熱中している
物音に気づきドアのすきまから亭主デルが殺されるところ目撃してしまう
あまりのショックで現実逃避してしまうベティは、亭主殺しの犯人と疑われるが
ドクターの診断もあり解放される
現実逃避してしまったベティは、TVドラマのストーリーに恋焦がれ空想と現実の中を
彷徨いながら家出する

ここで一言、犯人と疑わしいベティが、町を出て行方をくらませば、犯人じゃないかと
警察は手配するって、ほっときゃしないよなあ

殺し屋に「アホな人間」の講釈をする馬鹿亭主とTVドラマに熱中する馬鹿女房を
おっかけるお馬鹿な殺し屋の二人組
なんだかお馬鹿な映画に見えてきた

レニー・ゼルウィガーの演技はよくわからないが、ふたりの殺し屋役の
モーガン・フリーマンクリス・ロックの演技はやはり「うまい」
良すぎてこの映画では、もったいない感があると
残念ながら最後まで観る気になれなかった一本でした。